手すり、直ったようです。
先生は「今日は、吉野家の牛丼が復活する日だから!」と牛丼相手に出かけてしまったので、こっそり個人練習。わたしは牛丼がさほど好きではないので、クジャリネット稽古に没頭する。
公民館のスタジオに小一時間しか空きがないというので集中して吹く。
さほど問題ない、と思う。ただ、マウスピースを深くくわえなくちゃ、と意識しているのだけれども、鏡を見てみると、なんだか吹き姿がまぬけなかんじがするのが気になる。これでいいのかどうかが不安だ。とりあえず現状維持のまま指慣らしのために地道な稽古をつづける。最後の15分間で曲の練習。昨日までよりもあたまのなかに余裕が生まれたのか、気をつけるべきポイントを忘れずに吹くことができた。まあまあの出来。
台風が遠くを通過していったようで、世界は不穏な空気。生ぬるい風にあたりながら家に帰る。
「牛丼? うまかったよ。そうそう、あなた、今日赤い服をきていたでしょ、後ろ姿を見ました」。
という先生からの電話。
昨日はスターパインカフェにて渋さ知らズのライヴを観た。
終演後、サックス奏者かつクラリネットも本職の小森慶子さんに「クラリネットはじめたんだってー」と言われ、アワアワバタバタと照れる。もうすこし指が動くようになって、クラリネットらしいまともな音が出るようになったら、一度レッスンを受けてみたいな。クジャと武者修行に出るのだ。いまはその準備期間。
「クラリネットを吹奏楽だけのものにしておくのはもったいないもんね」
なんだかね、この言葉にピンときたのだ。わたしがクラリネットで何をやりたいかというと、吹奏楽でもジャズでもクラシックでもなく、たぶん「音楽」なんだよなあ。