1日空いてのクジャ練習。先生は「いまはとにかく毎日続けて吹くにかぎる」と言い、わたしも、そうだよなあ、苦手なことこそ自分をいじめぬいて克服しなくちゃなあ、なんて(実に前向きに)思っているのだけど、うまくないことに、公民館のスタジオに空きがなかった。外は雨。公園で吹くわけにもいかない。しかたがないので1日お休み。
早起きして公民館に電話。開館と同時にスタジオに入る。今日は先生は寝ているようなので、ひとりで練習。あいかわらず地下スタジオにおりる階段の手すりはまだ壊れたままだった。
前回先生が指導してくれた、徐々に音数を増やしていく方法で、低い音から高い音までめぐりながら吹く。低音は安定してきたので問題はないだろう。うん、これはとりあえずクリア。そして、意識的に気もち深めにマウスピースを加えて音を出す。開放した「ソ」や「ラ」でどうしてもリードミスが出てしまう。ホゲーっと吹いたものなら、すぐさまクジャが「キー!」と怒る。クラリネットのリードが振動して音が生まれるという仕組み、なるほどなあ、と思う。先日、お話したオーボエ吹きの方が、「オーボエなんてダブルリードだもんねえ」と言っていて、そうなるともはやどのようにリードを震わせて音が出るのかちっともわからなくて、そこにまた興味もわいてきたのだけど、まあ、わたしの手元にあるのはクジャリネットなので、クジャと仲良くなることが先決だ。よけいなことはあとにして、精いっぱいクジャリネットを吹く。
ポー
いろいろなことを気をつけていたら、すこしだけ、クジャと仲良くなれた気がした。ピッチが下がりがちな音が、均等に階段をのぼっていってくれた気がした。気がした、ではなくて、客観的に聴いても問題ないような音になっているのか、そこが不安でもあり、その判断が自分でつけられないのが大きな問題ではあるが。
そんなわけで今日は泣かずに練習終了。近所のコンビニエンスストアに寄って、井村屋のつぶあんまんを買って食べながら帰る。数日前は、イライラをしずめるためにあんまんの甘さに泣きついたのだけれども、今日は、単純にオツカレサマーな気もちであんまんを頬張る。買い食いの理由なんてなんでもいいのだ。でも、イライラであんまんに接するのは、あんまんにとって失礼なハナシだ。練習帰りに買い食いだなんてな、わたし、中学生かっつうの。