昨日の日曜日はスタジオが混み合っていた上に時間がなかったので、クラリネットを吹かずに高校野球の決勝戦を観ていました。互いに譲らない、ストイックな投手戦。面白い。ミッチリと埋まったスタンドからは声援とともにブラスバンドの音色が聴こえてくる。わたしが高校三年生のとき、南北海道大会の決勝戦を全校あげて応援したことがある。即席の応援団とチアリーディングが登場したのは覚えているのだけど、果たしてブラスバンドはいたのだろうか。音楽がないと盛り上がらないにきまっているのだから、ブラス隊はいたのだと思う。ハッキリとした印象がない。いや、そもそもあの高校に「吹奏楽部」はあったのかな。高校のくせにサークルや同好会が乱立する学校で、ジャズ研と軽音楽部とビートルズ研究会があったのは覚えている。ということは、有志の演奏だったのかしら。ほんとうに、吹奏楽とは遠いところにいたのだな。それもそのはず、その頃はわたしテクノを聴いていましたもの。
午前11時半から公民館のスタジオで練習。疲労でからだが鈍っているので10分だけ軽くヨガストレッチをしてから稽古。一昨日、短時間で集中練習した指つかいは、思っていた以上に身についていた。教則本に沿った単純な練習ばかりだけれども、指の動きにも息遣いにも姿勢にも余裕が出てきた。ちぢこまるほどに力が入っていた指や手首や肩もずいぶんと楽になり、口もとにも余裕が出てきた(と思う)。出せる音が増えたので、耳コピした数曲をパープーと吹く。来月あたりからなにか曲を練習できるようになったらいいな。
一時間強、ひとりで稽古。今日も先生は来なかったので、いまのうちにスムースに吹けるようにして、驚かせて、そしてほめてもらうのだ。もちろん、ダメなところを新たに教えてもらうのだ。ひとりである程度先に進んでおかなければ、先生に見ていただく意味がないものね。
写真は、近所の小学校の夏祭りで、ジュニアブラバンが演奏したときのポスター。
わたしはクラリネットで吹奏楽をするつもりはないのよね、音楽をしたいだけです。